立秋（りっしゅう）は、二十四節気のひとつであり、夏から秋への季節の変わり目を意味します。
太陽が黄経135度の位置に到達し、8月7日頃におこります。
立秋の時期になると、暦の上では夏は終わり、秋が始まることを意味します。

夜間の気温も少しずつ下がり始め、秋の爽やかな風が吹き始める頃です。

立秋の象徴的な出来事としては、農作物の穂が重くなり、収穫時期が近づいていることが挙げられます。
特に日本では、稲の穂が垂れ下がり、稲刈りを迎える準備が始まる時期です。
昔から立秋の日には、農民たちが神に感謝を捧げるお祭りが行われました。
また、自然界でも秋の訪れを感じさせる現象が見られるようになります。
鳥たちの鳴き声が変わり、一斉に南へと渡っていく姿が見受けられます。

立秋は長い夏の暑さから解放されることで、多くの人々にとって快適な季節の到来を告げます。
夏の終わりと秋の始まりの間には、様々な行事や風習があります。
例えば、近年では海水浴やプールなどの夏のレジャーを満喫するための最後のチャンスとして、立秋を象徴する日として楽しまれています。
一方で、立秋の頃には、秋の味覚である柿や栗が獲れる季節でもあり、それらを楽しみに待っている人々も多いです。

また、立秋は中国の伝統的な節句のひとつでもあります。中秋節（ちゅうしゅうせつ）までの間には、お盆や七夕といった祭りも行われ、家族や友人との楽しい時を過ごすことができます。
中秋節には、月の満ち欠けや収穫を祝うために、月見をする習慣もあります。
また、日本ではお盆と同じ時期に、故人を供養するための盆提灯を飾る風習もあります。

立秋は、四季の変わり目のひとつであり、夏から秋への移り変わりを感じる大切な時期です。
この時期には、自然界や農作物の変化、そしてさまざまな行事と風習が関連しています。
夏の終わりと秋の始まりの気配を感じながら、多くの人々が楽しみにしている季節です。

まだまだ暑い日が続きますが暦の上では秋になっています。
あと1ヶ月もすればあっという間に涼しくなるのではないでしょうか。
四季があるからこそシーズンごとの楽しみができますね☆